キャラクター
ラインハルト・フォン・
ローエングラム
CV:宮野真守
銀河帝国軍上級大将。下級貴族である帝国騎士(ライヒスリッター)のミューゼル家長男として生まれる。10歳のときにキルヒアイスと出会い、友となる。姉であるアンネローゼが後宮に囚われて以降、皇帝を倒すことを決意する。幼年学校を卒業後、数々の軍功を重ね、19歳で上級大将にまで昇進した。また、皇帝からローエングラム伯爵の称号を授かる。
アスターテ会戦では初めて総司令官として参戦。三方向から攻めてくる二倍の敵を、各個撃破戦法で撃破。軍事の天才であることを内外に示した。
ジークフリード・
キルヒアイス
CV:梅原裕一郎
銀河帝国軍大佐。ラインハルトの親友にして忠実な部下。10歳のとき、隣家に引っ越していたラインハルトと出会い、友となる。アンネローゼが後宮に納められたことをきっかけに、ラインハルトと共通の人生の目標を抱くこととなり、ともに軍の幼年学校に入学。以後、つねにラインハルトに寄り添い、数々の武勲を重ねる。アスターテ星域会戦までラインハルトの副官を務め、その作戦指揮を補佐。
アンネローゼ・フォン・
グリューネワルト
CV:坂本真綾
ラインハルトの実姉。15歳の時に皇帝フリードリヒ四世の後宮に召され、グリューネワルト伯爵夫人の称号を与えられた。許可なく後宮から出ることはできず、唯一の肉親であるラインハルトとも年に数回しか会うことはできない。戦場に出るラインハルトとキルヒアイスを案じている。
パウル・フォン・
オーベルシュタイン
CV:諏訪部順一
銀河帝国軍大佐。ラインハルトの参謀。目的のためには手段を問わない冷徹さをもち「ドライアイスの剣」とあだ名される。ゴールデンバウム王朝は滅ぶべきであるという信念を持つ。戦場で上官を見捨て、逃亡したことにより窮地に立たされるが、ラインハルトに面会し、自らの存在価値を認めさせることに成功。ラインハルトの幕僚に加わる。以後、ラインハルトの覇業を達成するため尽力する。同僚の将帥からは反感を持たれがちだが、人格は廉潔で私心がない。両眼とも先天的な障害により義眼を使用している。
フリッツ・ヨーゼフ・
ビッテンフェルト
CV:稲田徹
銀河帝国軍中将。猛将として知られ、すべての艦艇が漆黒に塗られた「黒色槍騎兵艦隊」(シュワルツ・ランツェンレイター)を率いる。一撃強襲を得意とし、その破壊力は帝国軍随一とも言われる。しかし、最初の一撃を相手にかわされるとあとが続かず、しばしば敗北を喫するが、より大きな武勲でそれを補う。性格は短気で熱狂的、口は悪いが邪気はなく、兵からも慕われている。
ウィリバルト・ヨアヒム・
フォン・メルカッツ
CV:山路和弘
銀河帝国軍大将。長年にわたり軍の一線におり、豊かな経験と知識に裏打ちされた隙のない用兵術を誇る。ラインハルトの才能を早くに認めた一人でもあるが、リップシュタット戦役においては、帝国随一の門閥貴族ブラウンシュバイク公に、なかば脅されるかたちで貴族連合軍の戦闘における総指揮官を引き受けることになる。
グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー
CV:沢木郁也
銀河帝国軍元帥。宇宙艦隊司令長官。士官学校を首席で卒業して以来、35年の軍歴を誇る。同盟軍第十三艦隊によりイゼルローン要塞が陥落した際は、皇帝フリードリヒ四世に対し、軍務尚書、統帥本部総長とともに辞表を提出するも、ラインハルトが要塞失陥の責は彼らにあらず、と擁護したため、俸給を一年返上することで許された。
アーダルベルト・フォン・
ファーレンハイト
CV:竹内良太
銀河帝国軍少将。機動性に富んだ速攻の用兵を得意とする。アスターテ星域会戦では、メルカッツとともにラインハルトの指揮下にあり、その鮮やかな戦闘指揮を高く評価している。その一方で、リップシュタット戦役においては貴族連合軍に参加。敗色濃厚のなか、ラインハルトに最後の一戦を挑み起死回生を図ろうとするブラウンシュバイク公の案を戦略的に無意味として出戦を拒否、公に臆病者と嘲られる。
ヤン・ウェンリー
CV:鈴村健一
自由惑星同盟軍准将。歴史家を志していたが、心ならずも軍人となる。エル・ファシル赴任時に軍に置き去りにされた民間人を救い『エル・ファシルの英雄』と呼ばれる。およそ軍人らしくない風体だが、優れた知略を持っており、異例の速さで出世する。
第二艦隊パエッタ司令官の幕僚としてアスターテ会戦に参加。ラインハルトの各個撃破戦法を早くから予測し、壊滅寸前の同盟軍の残存兵力を無事に帰還させた。
ユリアン・ミンツ
CV:梶裕貴
母親が2歳の時に死亡。父親は8歳の時に戦死。父方の祖母に引き取られ、その祖母も2年後に亡くなり、10歳で福祉施設に入る。政府の支援により戦争孤児を軍人の家庭で養育する軍人子女福祉戦時特例(トラバース)法により、12歳でヤンの被保護者となった。現在はハロラーン校に通う14歳。
文武両道な上、家事全般も得意で、ヤンの日常生活を支えている。軍人を志しているが、ユリアンの身を案じるヤンは軍人になることに反対している。
フレデリカ・グリーンヒル
CV:遠藤綾
自由惑星同盟軍中尉。ドワイト・グリーンヒル大将の娘。14歳の頃、惑星エル・ファシルに母親と共に滞在。帝国軍の攻撃から民間人を守ろうとするヤン・ウェンリーと出会う。以降、軍人を志すようになる。驚異的な記憶力の持ち主で、士官学校を次席で卒業。卒業後は統合作戦本部情報分析科に配属された。第十三艦隊が創設され、ヤンの副官として配属される。
ジャン・ロベール・ラップ
CV:小野友樹
自由惑星同盟軍少佐。ヤンの士官学校の同期にして親友。ジェシカ・エドワーズの幼なじみ。アスターテ星域会戦では、第六艦隊の幕僚チームに所属。ラインハルトが率いる帝国軍艦隊の挙動について的確な分析を行い、司令官のムーア中将に提言を行う。
アレックス・キャゼルヌ
CV:川島得愛
自由惑星同盟軍少将。前線勤務よりもデスクワークの経験が豊富で、経済や軍政官僚として優れた手腕をもつ。ヤンの士官学校の先輩にあたる。昇進を重ねながら、まったく役人臭がない。ユーモアのある毒舌家だが、妻には頭が上がらない。後方勤務本部に所属していた当時、ユリアンをヤンの家に送り込んだ。
ダスティ・アッテンボロー
CV:石川界人
自由惑星同盟軍准将。ヤンの士官学校時代の後輩。同盟軍における最年少の将官の一人。剛柔を兼ねそなえた戦術手腕をもち、とくにゲリラ的な戦術と撤退戦に強みを発揮する。帝国領大規模進攻作戦には、第十艦隊の分艦隊司令官として参加。戦闘の終盤、ウランフ司令官の指示により、損傷した艦を率いて戦場から脱出。ヤンの第十三艦隊に合流を果たす。
シドニー・シトレ
CV:相沢まさき
自由惑星同盟軍中将。士官学校校長。前線での指揮官として有能なのはもちろんだが、軍組織の管理者としての手腕にも定評がある。地味ながら温厚な人柄で、周囲からの信望も厚い。欠点のない秀才よりも、個性ある人物を評価しており、早くからヤンの才能を見いだしたとも言われる。
エドウィン・フィッシャー
CV:園江治
自由惑星同盟軍准将。艦隊運用の達人として知られる。アスターテ星域会戦には、第二艦隊麾下の分艦隊司令官として参陣。ラインハルトの想定外の積極的な行動により、同盟軍が圧倒的不利に陥るなか、フィッシャーは指揮権を継承したヤンの指示に従い、彼が事前に入力しておいた作戦計画に沿って艦隊を動かした。後日、ヤンはこのときの沈着冷静、かつ、的確な艦隊運用の実績を高く評価している。
ヤン・タイロン
CV:田中秀幸
ヤン・ウェンリーの実父。すぐれた才覚を持つ交易商人で、周囲からは皮肉をこめて「金銭育ての名人」と呼ばれるが、本人はその名を誇りにしていた。変わり者だが息子であるヤンに対しては愛情を注いでいる。古美術品の蒐集が趣味。